成功する塾選び(1)結論から!

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以前投稿した教育関連の記事が反響大きかったことと、塾選びで迷う方、後悔したくない方も多いと思うので、学習塾でアルバイト講師時代も含めて14年ほど勤務していた経験から、少しでもお役に立てればと思い、これからシリーズ企画で数回に分けて「成功する塾選び」についても投稿していこうと思います。

我が子のために塾探しをされる方に少しでもお力になればと思います!

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なぜ、そもそもこの記事を書こうと思ったか

これは、私が学習塾を辞めた理由の一つでもありますが、学習塾は

(1)子どもの成績UPや志望校合格

(2)自社、自塾の利益(すなわち、生徒数・受講単価UP)

上記2つのいずれかに必ず重きを置いています。

 

(1)を追求し、たくさんの生徒たちの成功体験を生み、そこから地域の口コミが広がって生徒数も増え、(2)に繋がっていくという正のスパイラルを生み出すパターンが理想的ですが、残念ながら(2)→(1)の順で考える学習塾も想像以上に多いです。

私は社内の同僚や他塾で、自分たちの利益を第一に考える人があまりに多いことを目の当たりにしたり、同僚や自分自身が上司から数字のことでガミガミ言われる場面に多く遭遇しました。

こんな塾でもうまくいってしまうのが現状です。そんな塾で本当に子どもや保護者の幸せにつながるのか?そんな疑問を自分もずっと持ち続けていました。

なぜ、(2)→(1)の順でもうまく行くか?

これは意外と当たり前で、生徒数が増えればその分母体数も増えるので、それなりに成績が上がったり、志望校に合格する生徒も増えます。

例えば、塾に行かない偏差値60以上の生徒のうち20%が上位校に受かると仮定すると、

 偏差値60以上の生徒が10人生徒がいれば、塾の良し悪しに関係なく2人は上位校に受かります。

 その生徒が20人いれば、4人受かります。という具合です。

また、受講単価が上がる(受講単価とは、1人の生徒がどれだけお金を塾にかけたか)と、その分授業の回数や教える講師の質が上がります。そうすうると学習の絶対量や学習の質が上がるため、成績も伸びる確率が上がります。

だから、生徒数を増やして、たくさんお金出してもらって授業をたくさん受けてもらったり、質のいい授業を受けてもらった結果、その塾が(生徒数が増えたからその分)合格実績を上げ(その陰で何人落ちたかは知らないけど)、(勉強時間が増えて講師の質もいいから)成績アップする。それを繰り返して、塾がどんどん大きくなっていきます。

なぜ、「合格者数」は出すけど「不合格者数」は出さないのか、成績UPの事例を紹介するけど「塾で平均どれくらい上がったのか」を紹介しないのか、というのは、これで何となくお分かりいただけたと思います。

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茨城県内でこの先、塾が乱立する!?

個人的な見解では、茨城県はまだまだ塾業界では開拓の余地がある地域だと思っています。

また、以下の理由で県内の学習塾への関心も広がります。

 (1)茨城県内で県立中高一貫校が増えていく

 (2)大学入試改革により、学校に受験に向けた学習を任せるだけでは不安

 (3)大学受験が変わると高校・中学受験も変わる。(2)のような悩みが高校・中学受験へと派生する

 (4)少子化が進んできて、子どもにかける教育費用が上がるだけでなく、祖父母からの資金援助も増えてくる

さて、(1)は以前にも記事にしましたが、県立ということもあり、受験のハードルは下がり(本当は高いですが)、受験を希望する子どもや保護者が増えます。さらには私立の中学校が少なかったために受験とはあまり縁のなかった地域でも受験への関心が高まっていきます。

そうなると、学習塾へのニーズも自然と上がります。

(2)については、学校の先生にとっても初めての経験であるため、みんな初心者です。だから、先んじて大学入試改革に対応している塾などに対してはニーズは高まります。

(3)については、ほぼ間違いなく起こります。詳しい話をすると長くなるので簡単に端的に話すと、

1.国としては今までの日本の教育を見直したい

2.どうすればいいか、教育の権威に相談してみた

3.その人いわく、「大学入試が教育のゴールなので、そこを変えれば自ずと教育は変わるよ」(つまり、大学受験で問われることが変われば、高校も合格実績のためにその能力に長けている生徒を欲する。そうすると、高校受験が変わる。そうすると・・・のように)

(4)については、私も学習塾業界を離れる直前に感じていたことですが、今の親世代もすでに少子化が危惧されていた世代であります。そうすると、祖父母に対する孫の人数も減り、その分祖父母から孫1人あたりへのお金の流れも増えます。そして結果として、子ども1人にかける教育費用も増えてきているという感じです。これは塾運営をやっていて、意外と「学費は祖父母が出しているので」と話される保護者の方が増えてきたと感じていた私の憶測です。

(2)~(4)は全国的なお話ですが、(1)だけでも学習塾業界にとっては、これから茨城県内のニーズが増えてくると期待されているのです。(たぶん)

塾が増える分だけ、悩む。。。

塾が増える分には塾の多様性も増え、選択肢も増えるので保護者としてはありがたいことなのですが、上記で述べたように、利益第一主義の学習塾も参入してくることも考えられます。

また、人間、選択肢が多いほど悩むという性質があります。じゃあ、結局は何を基準に選べばいいのか、よくわからなくなってきます。

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結論を先に言います(笑)

これから数回にわたり、塾選びのポイントについて話していきますが、もう結論を先に言います。

選んで正解な塾の条件は

(1)生徒が塾の先生を信頼・尊敬していること(相性がいいは別)

(2)切磋琢磨しあえるライバルがいること

(3)子供の仲のよい友達か保護者の仲のよい知人からの評価がよいこと

(4)講師または教室長いずれかの経験値があること

上記4つのすべてを満たす必要はありません。(1)~(3)は1つでも当てはまるだけでも十分((1)、(2)、(3)の順にGood)ですし、それに(4)が重なるとなおよし。ただ、(4)単独はオススメしません。

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子どもが身近で尊敬する大人って貴重じゃないですか?

(1)についてですが、プロスポーツ選手とかその他の有名人とか、子どもが尊敬する大人は誰しも1人くらいはいると思いますし、中高生であれば先輩にあこがれることもよくあります。ただ、「身近な大人」ってご両親を除き、意外といないことが多いです。

そんな希少な尊敬の対象が塾の先生だとめちゃくちゃ強いです。

子どもは純粋なので、尊敬する人の言うことは信じます。だから、尊敬する塾の先生の授業はものすごい集中力で聞きますし、宿題も欠かさずやりますし、究極は、尊敬する先生に認められたいし、「この先生のおかげで成績が伸びた」と思いたいし、何より自分の成績が伸びて、その先生に喜んでもらいたいと思うようになります。ここまでくると最強です。びっくりするくらい勉強にのめりこみます。

見分けるポイントは、子どもがやたらご家庭でその先生の話(プラスな内容)を笑顔でしたり、「○○先生がやってと言ったからやっている」という言葉が出ることです。本当にこれによる力は最強です。

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良きライバル

(2)については、説明不要ですが、切磋琢磨できる友人がいる塾は、その友達に負けないように塾内テストを頑張ったり、自習時間も超えようと頑張ったりするので、結果として成績が伸びます。

ただし、注意点としては、単に「仲のいい」友達だと、遊ぶために塾に同じ塾に通いたがる可能性がります。こうなると、塾に結構な時間通っている割に成績が伸びないとか、塾の後(寄り道しているので)やたら帰りが遅いという悪循環に陥ります。

かく言う私も、塾選びの大原則は仲のいい友達が通っていること、さらには好きな人が通っていることという残念な選び方をしたことにより、受験はことごとく失敗しました涙→つまり、身をもって体験した教訓です。

見分け方としては、「○○くんがテストで自分より何点高かったので悔しい」とか「いつも○○くんとテストどっちが先に終わるか競争している」などのセリフ。

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ネットの口コミの真偽は本人にしかわからない

(3)は単純に口コミです。ただ、ネットの口コミなんていうのは、皆さんご存知だと思います(以前、某グルメ口コミサイトの高評価を得るにはお金が必要だった的な話がありました。←この情報の真偽もよくわかりませんが(笑))が、誰が書いたのかわかりません(内部の人が書いていたり、競合の他塾が書いていたり。ちなみに、最近の口コミでは「ちゃんと入会手続きした人だけが」的な一見公平性を謳っていますが、塾によっては、自分の子供を一回他塾に入会させて悪い口コミかいて退会させるみたいなことをやっている人もいるとかいないとか・・・汗)。でも、実際に仲のいい人であれば、信ぴょう性は雲泥の差ですよね。だから、これもそこそこ大切です。

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個人の話す経験・実績も本人にしかわからない

(4)については、先述の通り、(1)~(3)とセットならなおよし、単独はオススメしないです。

なぜなら、実績のある指導者が万人に通用するかというと、答えはNoだからです。また、SNSしかり、人というのはなぜか過去に下駄を履かせます。完全な嘘はコンプライアンス的にNGですが、たとえば極端ですが「5という数字は四捨五入すると10なので、約10」と言うことができます。つまりそういうことです。

また、実績と経験が高い人ほど、自分のやり方に固執します。これは私が実際に多くのそういう人たちに出会ってきたから言えるのですが、そういう人は子どもの成績が伸びない理由を子どものせいにしがちです。なぜなら、自分の指導で多くの生徒が成功したから、自分の指導は正しいに決まっていると。また、こういう人はこれからの大学入試改革を筆頭に変わっていく受験勉強に対し、ついていけないことが多いです。

経験や実績が浅くても、指導歴1年でも、結果を出してきた人を私は見てきたので、(4)については必須ではないと思っています。「あった方が安心」程度です。

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だいぶ長くなりましたが、今回は以上になります。

次回からはもう少し細かい内容に踏み込んでいきたいと思います!

以上、長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

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